最近では色々な光インターネット回線が各社から販売されています。
その中でテレビCMや街頭で良く見かけるソネット(SONY)のNURO光とNTTドコモ系列のドコモ光にスポットを当てて比較をしていきたいと思います。

目次
スペック
NURO光 | ドコモ光 | |
速度(下り) | 2Gbps | 1Gbps※ |
速度(上り) | 1Gbps | 1Gbps※ |
契約期間 | 2年間 | 2年間 |
まずはインターネット使用時のスペックを見ていきましょう。
実際に使っていて速度を体感するのは下り(ダウンロード)速度ですが、これはNURO光が有利です。
ドコモ光を申込むは設備内容によって異なってきます。新規で光ファイバーを敷設する時は1Gbpsが基本ですが、すでにフレッツ光などを利用していて、その設備を流用する場合(転用)は速度が100Mbpsや200Mbpsになることもあります(100Mbps≒0.1Gbps)。
上り(アップロード)速度は通常の利用ではほとんど体感することはないでしょうが、最高速度は同じです。こちらもドコモ光は新規・転用で速度は変わってきます。
基本料金
NURO光 | ドコモ光 | |
基本料金 | 4,743円 | 5,200円pr 5,400円or 5,000円+プロバイダ料金※1 |
ひかり電話※2 | 500円 | 500円 |
※1:ドコモ光の基本料金はプロバイダによって基本料金が異なります
※2:ひかり電話(固定電話サービス)はオプションで付けなくても契約可能
初期費用
NURO光 | ドコモ光 | |
契約事務手数料 | 3,000円 | 3,000円 |
工事費 | 実質無料 (40,000円) |
0円or 7,600円or 15,000円or 18,000円 |
NURO光の工事費用は30か月間利用すれば実質無料です。
というのがNURO光の工事費用は1,333円×30か月間で徴収されるのですが、ほぼ同額の割引(1,334円)が30か月間付いているので、差し引きすると実質無料です(すごく細かく言うと毎月1円得なので30円割引です)。
ドコモ光の工事費用は自宅の現在の状況によって異なります。
現在フレッツ光を利用していて、その設備をそのまま転用する場合は0円。設備をアップグレードする場合は7,600円。フレッツ光を使っていなくて、新規で光ファイバー線をひきこむ場合は戸建住宅15,000円、マンション(アパート)18,000円です。
設備をアップグレードするというのは、少し昔のフレッツ光の設備では最大速度が100Mbpsとか200Mbpsしか出ないので、それを1Gbpsまで出るようにアップグレードするというものです。
携帯電話とのセット割
NURO光 | ドコモ光 | |
適用キャリア | ソフトバンク | NTTドコモ |
以上のようになっています。
まず最初に言ってしまうと、ドコモ光のセット割の割引率は高くありません。以下がセット割の内容です。
ドコモ光×NTTドコモのセット割詳細
ご利用のパケットパック | ドコモ光パック(セット割金額) |
ウルトラデータLLパック | -1,100円/月 |
ウルトラデータLパック | -900円/月 |
データMパック(標準) | -800円/月 |
データSパック(小容量) | -500円/月 |
ケータイパック | -500円/月 |
出典:NTTドコモ
NURO×ソフトバンクの場合だと2,000円~500円/月の割引なので、それと比較してしまうと正直見劣りしてしまいます。
一人で使う場合はデータS(2GB)、もしくはデータM(5GB)くらいが主流なので、500円~800円の割引にとどまってしまいます。
NURO光×ソフトバンクのセット割
それに対してNURO×ソフトバンクのセット割だと、データ定額5GBで1,522円割引※なので、ドコモとのセット割と比較するとNURO光×ソフトバンクの方が722円/月も安い※です。
セット割の内容に関してはNURO光×ソフトバンクの方が高いです。
※2年間1,522円の割引。3年目以降は1,008円に割引額が下がるが、それでもドコモと比べると割引率は高い。
安さを追求するなら格安SIMという手段もあり
最近ではネット回線×スマホ回線でセット割というのを推しているサービス会社が多いですが、ネット回線は好きなものを選んで、スマホ回線は格安SIMを使うという方法もあります。
格安SIMは準キャリアと呼ばれるKDDI系列のUQモバイル、ソフトバンク系列のワイモバイルや速度は遅いが月額1,000円程度から持てるSIMカードなどさまざま。
準キャリア(サブキャリア)は安さと通信速度のバランスが良いのでおすすめです。
自宅でじっくりネットをする時は高速なNURO光を使って、スマートフォンでは準キャリアのUQモバイルを使う、なんていう選択肢もあります。
格安SIMに関しては以下のサイトにまとめているのでそちらも参考にしてください。
まとめ:速度・料金面ともにNUROが有利
まとめると、通信速度や基本料金などでNURO光が有利です。
ただしNURO光は提供エリアが限られており、関東のみの提供になっています。
それに対してドコモ光のエリアは全国になっています。使っている回線もNTTのフレッツ光の回線を利用しているのでエリアはかなり広い。
NURO光を申し込んで、万が一使えない場合はドコモ光、もしくはNTTのフレッツ光を検討するという立ち回りがおすすめです。